ストックホルムのサーファー・スタイル・レストラン“バーグス(Baguz)”の前オーナーであるヘンリク・ニルソン(Henric Nilsson)は、最近になってフレンチ・コロニアル・スタイルをテーマにしたレストラン“クラウド・ナイン(Cloud Nine)”をオープンさせた。照明を抑えた仄暗い店内は、ディテールにまでこだわったシンプルなデザインが特徴だ。例えば、壁にかかった50年代製のシャンデリアは、近年惜しまれつつも閉鎖されたストックホルムにあるクラシカルな50年代のシネマ・パレス“アストリア”から回収されたものだ。さらにはトイレだが、これまたすごいことになっている。これは、同じくインテリア全般を手がけた建築家アレクサンダー・ウォルフ(Alexander Wolfe)の作で、スタンリー・キューブリックの傑作映画“シャイニング”の舞台となった館のトイレの緻密なレプリカなのだ。オリジナルほど大きくはないものの、遜色のないできばえだ。
メニューは、コロニアルの影響が色濃くミックスされたフレンチといったところ。
ズッキーニ・パンケーキやムール貝のフリッターのような一般的なメニューに加えて、なんと日曜日には豊富な点心を楽しむことができる。とはいえ人々はここに食事のためだけにに訪れるわけでない。一杯やるのに最適なバーだってここにはあるのだ。
クラウド・ナインのレストラン部分はデザート・バーとトイレ前の通路で繋がっていて、そこには豊富なデザート、チーズ、そしてデザートによく合うスピリッツを多く取り揃えている。
その雰囲気とインテリアはこの上なくメロウで、リラックスと優雅さを同時に感じることができる。このようなデザート・バーはきわめて稀で、ストックホルムでは熱烈に歓迎されている。
(Text: Gustaf Kjellin / Photo: Martin Ekelin)
住所:Lilla Bantorget 1/Torsgatan 1
地下鉄駅:T-centralen「T-セントラーレン」
営業時間:ランチ 12:00-15:00、 ディナー 17:00-01:00
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