2002年にオープンしたこのライブハウスは、今やストックホルムのロック・シーンでは名物的存在となっている。伝説的ロックバンドのピクシーズ(Pixies)のある曲その名の由来とされているデベイサーは、中堅バンドのライブを見るにはうってつけのライブハウスだ。出演バンドは国内外問わずで、国内バンドだとサウンドトラック・オヴ・アワ・ライブス(The Soundtrack of Our Lives)やボブ・ホゥンド(Bob Hund)、海外からはザ・ストロークス(The Strokes)やアーケイド・ファイア(Arcade Fire)等がパフォーマンスを披露している。スウェーデンの伝説的パンク・バンドのエバ・グレーン(Ebba Gron)の一時的な再結成ライブのような、ストックホルムのロック・キッズらにとってはとびきりのイベントもここで行われることが多い。
ほぼ毎日、デベイサーでは何かイベントがあり、ライブがない日でもDJがロックなどを流すクラブイベントも行われている。メイン・ルームにはステージがあり、その前にはオーディエンスのエリア(orダンスフロア)となる大きめのスペースがある。フロアの左側にはバーがあり、クラブ・スペースに入ると小さめのバーやラウンジのようなブースもある。さらに奥へ足を踏み入れると、別室になっているがフリッパーゲーム台が置かれたちょっと静かなバーもある。
デベイサーの成功を受け、2006年にはそこから歩いて15分ほどのメードボリャプラッツェン広場近くにクラブ「デベイサー・メディス(Debaser Medis)」をオープン。翌年にもスウェーデン第3の都市マルメでロッククラブ「デベイサー・マルメ(Debaser Malmo)」をスタートさせた。そしてさらに2009年、ストゥーレプランにほど近いホゥムレゴーデン公園内に、食事やお酒、そしてDJプレイを楽しめる野外クラブ「デベイサー・ホゥムレゴーデン(Debaser Humlegarden)」を夏季限定でオープンさせた。
(Text/Photo: Martin Ekelin)