17〜18世紀建立の歴史的建築物がひしめくように建ち並び、その足下に這い廻るノスタルジックの雰囲気を醸す路地。そう、ガムラ・スタンとは、ストックホルムで最も有名な観光地のひとつなのだ。その上、以前からここには雰囲気のいいクラブがいくつかあったし、酔っ払った後に夜風に吹かれながらこの町を練り歩くストックホルマーは今も少なくない。
その一方で、ストックホルマーたちはガムラ・スタンに対して少々複雑な感情を抱いている。
夏のガムラ・スタンは観光客でひどく混み合うため、特に日中はそこを避けるストックホルマーが多く、外国人観光客と彼ら目当てのビジネスが横行する、ちょっと独特な雰囲気がこの地域に定着してきた。まれにスウェーデン人相手のショップもあるが、大半は観光客目当てであるのは言わずもがなである。
中にはしっかりしたレストランやバーもあるにはあるが、ほんの1〜2日しかストックホルムに滞在できない観光客にとってはそこに行きつく術などなく、退屈な食事にありつくのが関の山だろう。ショート・ステイでここを訪れるのであれば、しっかりしたリサーチなしだと観光客向けの「罠」に引っ掛かる可能性も否定できないので注意が必要だ。
