
スウェーデンきってのB-Boy、マッド・マッツ(Mad Mats)の日本ツアー最終日。この日は、鹿児島を皮切りに1週間で福岡や大阪など6公演をこなすというハードスケジュールの中、強行軍でようやく東京に着いたばかり。今夜で今回のツアーは幕を閉じるのだが、最終日の東京ではどんなプレイを見せてくれるのだろうか。
深夜24時。ゆったりとした雰囲気の中、パーティーが始まった。スーツ姿ながらも踊りこなれた感じの人や、ドリンクを飲みながらフロアが暖まるまで待っている人など、クラブ慣れした人が多いようだ。少し時間が過ぎるとダンサーが集まってきて、グループでブレークダンスを繰り広げている。スウェーデンの元ブレイクダンスのチャンピオンが来る!という噂を聞きつけたのか、確実に「踊り」に来ている人が目立つ。
そんな中、今までプレイしていたDJに代わり、DJブースにマッド・マッツが登場した。それまでの曲をそのまま引継ぎ、フロアの様子を窺いつつテクノへとつないだ。その後は「Raw Fusion」のレーベル名通り、なんでもありのミックススタイルでファンクからヒップホップ、ハウスミュージックなどを混ぜ合わせてプレイ。
マッツ自身が、「日本のオーディエンスは、スウェーデンのオーディエンスよりアーティストにすごくフォーカスしている」と語る通り、オーディエンスの多くはステージの方に集まって楽しそうに踊る中、マッツ本人もゲストの写真をステージから撮ったり、楽しそうにプレイしている。
約2時間、次から次へと色々なタイプの曲をプレイしたマッツだが、さすがにこのスケジュールで疲れていたのか、終盤はむしろ真剣な面持ちでプレイしていた。フロアに根っからのダンス好きが集まったこのイベント。たくさんのダンサーが楽しそうに踊っていたのを見て、元ブレイクダンサーのマッツも、ツアー最後の夜を楽しめたのではないだろうか。
(Text/Photo: Asuka Matsuhashi)
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