イェンニ・モッチェルは、スウェーデンにおいては非常に話題性に富んだイラストレーターだ。彼女はフリーランスでありながら、スウェーデンのファッション誌“ボン(Bon)”からニューヨーク・タイムスにいたるまで、数多くの紙面を飾るイラストを手がけている。しかし、国内において彼女はむしろ、多くのポートレイトを描き下ろしているタブロイド紙“アフトンブラデット(Aftonbladet)”での仕事でよく知られている存在だ。
イェンニは鉛筆を使って、人々の表情をいきいきと描くことを非常に得意としている。彼女が描き出す精緻を極めたモノクロームの作品たちは、急速にデジタル化が進む今の世の中において非常にレアな存在であり、それらは感動的ですらある。彼女の作品が登場するメディアは、彼女が描くキャラクターたちの表情と同様に多彩だ。昨年は、エスキルストゥナ芸術博物館(Eskilstuna Museum of Art)で展示会を開催。アパレル・ブランド“ワイレッド(Whyred)”の限定モデルのシューズや“バートン(Burton)”のスノーボードさえも、特別にデザインを依頼されている。
ストックホルムに生まれ、コンストファク・ストックホルム美術工芸大学を卒業した彼女は、現在はニューヨークに居を構え、仕事の場としている。
彼女の絵を手にする方法の一つは、スウェディッシュ・ポップバンドのテイクン・バイ・ツリーズ(Taken by Trees)のシングル”Sweet Child O’Mine”をゲットすることだ。これは、かの有名なロックバンド、ガンズ・アンド・ローゼス(Guns’n’Roses)の名曲のラヴリーなカヴァーで、その美しいジャケットはイェンニの手によるものなのだ。
(Text: Gustaf Kjellin)
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